ずぼら女の節約・健康レシピ

節約と健康を目指したメモ

高気圧酸素療法は突発性難聴を改善する(たぶん)

突発性難聴に対する高気圧酸素療法の有用性を検討した研究を見つけた。ステロイドのみの治療と高気圧酸素療法を使った治療とでは、治癒率と有効率には差がなかったけど、改善率は高気圧酸素療法を併用した方が高かったとのこと。有効率と改善率って言葉の定義が難しくて、いまいち分からなかったのだけど(^^;;;

難しいことは分からないけど、少しでも改善するなら選択肢として有効なのでは。他の治療法でも完全に治るかどうかは運次第なところあるし。これをきっかけに高気圧酸素療法が普及してくれるといいな、と思う。病院によっては、有効性が確認されてないからって高気圧酸素療法に否定的な話も聞くから。患者としては、選択肢が多い方がいい。

そして、4日目以降に治療を開始した症例でも高気圧酸素療法を併用した方が改善したとのこと。突発性難聴では時間がたてばたつほど治りにくいっていうのが定説だから、それを知らずに放置してしまった人には朗報だよね。逆に、4日未満で高気圧酸素療法を開始した場合には治癒率が下がるっていうのが気になるけど・・・

さらに、低音域でも高気圧酸素療法の併用が有効であると分かったらしい。それなのに調査対象から低音障害型感音難聴が省かれてるのが謎。突発性難聴と低音障害型感音難聴では、原因不明の感音難聴ってのは同じ病気として扱われていた時期もあるのだし、低音障害型感音難聴でも高気圧酸素療法を試させてほしい。

 

突発性難聴に対する高気圧酸素療法の有用性に関する研究 − 二施設間前向き比較試験 −